ウミガメ少年

8月に入ってもなお暑い日が多いです。

いつもはいない時間帯に子供たちが遊んでいて、夏休みシーズンだと気付きます。

夏休みの楽しみは帰省だったり旅行ですね。

夏休み旅行で思い出すのが、昔屋久島に行った時に出会ったウミガメ少年。

宿泊したバイカー向けの安宿にウミガメ少年と呼ばれる小6か中一ぐらいの少年がいました。

ウミガメが大好きで、毎年のように夏休みになると一人で研究なのか宿泊しにくるらしいです。

屋久島はウミガメの産卵がみられる場所で、夜な夜な少年は海辺に向かっていました。

ウミガメ少年曰く、「産卵を見るのは難しくはないが、孵化を見るのはとても難しい」 と。

なのでウミガメ先生が天候や潮の満ち引きなど、様々の条件から孵化を予測するXデーには、自然と見学ツアーが行われます。

先生が「見たい人いますか?」と募るイージーなツアー。

Xデーの夜中になると希望者がヘッドランプを着けて先生についていきます。

浜辺につくと先生が色んな場所をチェックしだし、「そろそろ出てくると思いますよ」と言うと、示した場所から子亀がモソモソと這い出てきます。

孵化したての子ウミガメは月の光に向かう修正があるらしく、ランプを照らすとそこにむかってヨチヨチ向ってきます。

先生はそんなちょっとした遊びはいいですけど、絶対に海に放す手助けのようなことはしないで下さいね と注意します。

浜辺の砂から這い出て自力で海にたどり着くことにはとても重要な意味があると。

10代頭の少年が人生の苦難の意味を教えてくれます。

 

その時はなんか珍しいものを見せてもらってラッキー ぐらいの印象だったのですが、

後になって「素敵な少年だったな~」と思い返します。

 

あのウメガメ少年は今どうしているんだろう とこの時期なると、ふと考えます。

イトウ